さっぽろ落語全集第一巻 春風亭百栄・三遊亭兼好インタビュー

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2017年6月10日(土)札幌で「ヒッピーズ寄席スペシャル さっぽろ落語全集第一巻」が行われた。記念すべき第一巻出演は、春風亭百栄、三遊亭兼好の二人会。

会場は新札幌サンピアザ劇場。会場は10代から70代と、男女を問わずとても幅広い層で埋まっていた。ここ数年の札幌での落語人気の向上を感じる。

サンピアザ劇場。会場はほぼ満席でした。

幅広い年齢層が集まっていた

幅広い年齢層の観客

番組表。2席ずつたっぷりお届け

番組表。2席ずつたっぷりお届け

 

オープニングトークでは、「こんにちはー」と朗らかに挨拶する春風亭百栄(以下、百栄)に対し、「ゆるいなあ」と三遊亭兼好(以下、兼好)。朗らかな雰囲気の百栄と快活な雰囲気の兼好、対照的な雰囲気の二人ではあるが、息がぴったりの会話に会場は笑いに包まれる。と思うと、兼好が突然口をポンッと鳴らす。なにかと思うと「すみません、さっきいただいたちくわパンが歯に挟まって…」と道民おなじみの食べ物ネタで笑いを誘い、「ちくわパンって珍しいですね。じゃがバターに塩辛とかもびっくりしました。日本…あ、東京のほうでは……北海道が日本じゃないというわけではないですよ!」と北海道いじりに観客は喜んでいた。(なおこのサンピアザ劇場に関してもかなり愛のあるいじりをいただいていました。)

百栄は得意とする新作落語「寿司屋水滸伝」、そして古典落語から「疝気の虫」。百栄が持つ独特な間や声色に、あっという間に百栄の世界観に引きずり込まれてしまう。疝気の虫の内容は下ネタの要素があるが、百栄の演じる虫がなんともいえない愛らしさがあるからか、女性からも笑いが起こっていたのが印象的だった。

兼好は古典落語から「締め込み」「熊の皮」。締め込みは、泥棒と夫婦の滑稽噺。熊の皮は妻の言いつけを必死に覚えようとする旦那の噺。どちらにも夫婦が登場するのだが、兼好の演じる夫婦には笑いと同時に家族としての暖かみを感じ、グッと心を掴まれた。それはもしかすると、妻子がありながら28歳で落語の世界に入門した兼好の経歴ならではの暖かみなのかもしれない。

 

終演後の師匠にインタビュー

左:春風亭百栄 右:三遊亭兼好

左:春風亭百栄 右:三遊亭兼好

 

ー本日の感想をお願い致します

三遊亭兼好(以下、兼好)「本当にいいお客さんがたくさんで、お天気の悪い中たくさんの方に集まっていただいてとても嬉しいです。」

春風亭百栄(以下、百栄)「”疝気の虫”というちょっと下ネタの噺を若い女子がたくさんいる中でやらせていただいて…会場を刺激できたかなと。」

ー女子の笑いも起こっていましたね

百栄「はい、忍び笑いが。」

 

楽屋には畳が。お着替え中のお忙しい中対応していただきました…!

 

ーお互いの芸でここがすごい!という点を教えてください

兼好「私は百栄さんのファンなので。いつも舞台袖で楽しませていただいています。」

ー具体的にどのような点がお好きですか?

百栄「具体的にって言われても特にないでしょう!」

兼好「女子高生があんなにいる中で疝気の虫ができるだけでもう…それだけで感動しますね。」

百栄「僕から見た兼好師匠はですね、お客さんの掴み方が素晴らしいですね。今日も会場のウケがすごかったですね。どこへ行っても……僕はね、30秒あればネコを懐かせることができるんです。兼好さんは大体17、8秒あればお客さんを掴むことができる!敵わないなあって思いますね。」

ファンという発言どおり、百栄師匠の発言に終始大笑いの兼好師匠

ファンという発言どおり、百栄師匠の発言に終始大笑いの兼好師匠

 

ネコを手懐かせるのが得意な百栄師匠の私服は、よく見るとネコやウサギが描かれています!

ネコを手懐かせるのが得意な百栄師匠の私服は、よく見るとネコやウサギが描かれています!

 

ー北海道のみなさんへメッセージをお願い致します

兼好「ここ何年か度々足を運ばせていただいております。またこれからも来たいなと思っていますので、公演の際はぜひ足をお運びください。本日はありがとうございました。」

百栄「ファイターズがんばってください!」

※6月9日時点、北海道日本ハムファイターズ6連敗。

 

連敗に険しい表情の(?)百栄師匠。なおこの日で連敗が止まりました!

「ほんとにもう」と険しい表情の(?)百栄師匠。なお、この日の試合で連敗が止まりました!

 

ー野球ではどこの球団がお好きですか?

兼好「僕は野球全体のファンです!球団というよりは選手のファンですね。イチロー選手のファンです!!なので最近はメジャーリーグばかり見ていますね。」

百栄「僕は本当にファイターズが好きで、東京ドームでの試合も見に行きますし、生まれが静岡なので静岡に来てくれる試合は100%観に行きますね。けっこう冷静に試合を見ています。応援する暇がないくらい、1球1球じっくり観戦しています。」

取材陣に椅子を用意してくださった兼好師匠。恐縮です…

楽屋に入って直ぐに、どうぞお座りくださいと取材陣にパイプ椅子を用意してくださった兼好師匠。恐縮です…

 

カメラマンに「そのTシャツが気になります」と興味を示してさったり、とても気さくな百栄師匠でした

カメラマンが着ていたシャツに「そのTシャツが気になります」と興味を示してさったり、とても気さくな百栄師匠でした

終始息がぴったりの楽しい取材でした。

終始お二人の息がぴったりの楽しい取材でした。ありがとうございました!

出演者

春風亭百栄

春風亭 百栄(しゅんぷうてい ももえ、1962年9月3日 – )は、静岡県静岡市(旧清水市)出身の落語家。落語協会所属。本名、青木 規雄(あおき のりお)。出囃子は『二ツ目の上がり』。おかっぱがトレードマークである。
アブノーマルな世界観を持つ新作落語を得意とする。(wikipediaより

 

三遊亭兼好

三遊亭 兼好(さんゆうてい けんこう、1970年〈昭和45年〉1月11日 – )は、円楽一門会所属の落語家。福島県会津若松市出身。二松學舍大学文学部卒業。本名は佐藤健司(さとう けんじ)。出囃子は『ぶらりっと』。主に古典落語を演じる。(wikipediaより

主催

あのころのオチケン 公式HP

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