「春うららうららうらうらら」の巻(5月再)

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僕の家の前には工場がある。

工場の北側はいつも日陰になっていて、雪が溶けるのが毎年遅い。

周りはとっくに春全開になっていても、その工場の前だけに今年も雪が影に沿い残っていた。

いつなくなるんだべか

そんな想いを抱え、僕は毎朝起きて見守ることにした。

1日、1日、また1日。

少しずつ残っている雪も消えて行き、最後にぽつんと残った雪の塊を見たのが最後。

次の日からそのことをすっかり忘れ、肝心な最期を見届けることはできなかった。

いったい何の為に見てきたのか。

春が我が心を溶かしたのか、そう、どうでもいいことだった。

僕は歯医者に通っている。

検索で良さげなクリニックを見つけたのが昨年の10月くらいだから、もう半年以上通っている。

最近の歯医者は人を通わせ続けるテクニックがある。

啄木鳥のように首を縦に振ることにこ慣れた日本社会に於いて、デンタルドクター略してデンタリスト(注・造語デス)のおっさることを鵜呑みにしていると1年は通うことになる。

違う目的で通っても最期は何故か虫歯の治療をすることになる。

人それぞれ歯の性質が違う。僕は虫歯になり易い。エナメル質が弱いのだ、きっと。

そして治療is winding road。

1本、1本、また1本。

少しずつ残っている虫歯が消えて行き、最後にぽつんと右奥歯の虫歯だけが残っている。

あと1回通ってこれが治ったらどうなるのだろう。

そもそもいったい何の為に通っていたのか。

まあそんなことはどうでもいいことだった。

僕は歯医者に通っている。

2。

つづく↓

そういえば「うちは研修医受け容れてるからお前らは覚悟しろよ」ってどっかに書いてあったような(※そんなことはない)。

いつも細くて優しそうだが学のある院長(40代?)が受け持っている僕への説明が、その研修女歯医に代わった。

「それじゃ説明して」と上に促され、うんともすんとも返事せずに即話し始める辺りに高学歴のプライドを感じる。

背はやや小さく割と細身で無表情に淡々と説明する彼女に、何故か微妙に心をくすぐられる。

よく見るとメイクばっちりで俺とばっちりなのだが、そんなことはどうでもいい。

ちなみに年齢が高貴になってくる(注・歳とる)と、メイクはナチュラルであればその本体は至極どうでもよくなり、会って少し会話するとだいたい人となりがわかってしまう。だいたい自分好みであればオッケーだ(何が)

いくら外面が綺麗でも中身がアレな人種とはあまり関わりたくない、というか、中身が計算高いような人間で歩く計算機みたいのは論外としても、人間だれしも打算的な面があり自分がまず第一で怠惰で傲慢で冷酷な面があるということはだいたい自分がそうだから理解できるようになってはいる。

こないだツイッタのボットで「日本人は他人に迷惑をかけるなと教えるが、インドでは生まれてきたら迷惑をかけまくるのだから他人のそれも赦せ」と教えているのだそうな。日本と外国を痛面(いたづらで変換したらこうなった・笑)に比べても意味ないじゃんと想うのだが、これはえらく刺さった。

迷惑をかけない人生など、考えてみたらハナから不可能だ。

表産道を無理やり通過することじたい妊婦からしてみると迷惑かもしれないし、反抗期で迷惑をかけまくり、オトナになれば社会に実害をももたらし、老人になれば社会のお荷物となって迷惑をかける場合もあり、棺に入りては遺族に手間をかけるのである。

なら許せ。

そういうことだ。

なので自分はこれからも迷惑をかけ続けようと想う。

そういうことではないのか。

そういうことではない。

とりあえず完全な自己都合で歯医者の予約を2回連続でずらしたのは迷惑であることに間違いはない。

話が少し逸れたが、この女医は何だか無表情のは理知的であるからで内面はそうでない気がした、のは春のせいかなー風のせいかなー

待ち合わせの人の隙間 歩き慣れたけど あなたなら 心の隙間 見抜きそうな気がした  ( Grapevine)

うおーこの歌詞ぐっと来るやべーまじやべー(←ってクラスの若い子の口調だこれ・笑)

そしてその2週間後、つてーとクリニックに行くと、その女医が進化?していて、本日は何と僕の歯をいじるという。

…まじか。

そんな年端もゆかないオナゴにメスという名のナイフを持たせるのか。それはキレたナイフではないのか。

しかしよく見てみると今日もメイクはばっちおーらいで、想えば歯科卒業年だから現役入りで現役卒でも24はいってるし、オペじゃないのでメスは持たなかった!じょいはめすをすてた!そうび→めいく→さくせん→なちゅらる→がんがんいこうぜ

あと言う間に手術台は倒され、 歯科治療が始まったのだが、その女医、やはりというか手元が小保つかない。

「虫歯はあるんです!」というが、まず麻酔を何度も何度も打ってくる。院長なら3度くらいで済ますところを20回くらいはやられた。

非常に研究熱心だ。僕は関心した。変な話だが、僕はそういうところでも心を奪われてしまう。

奪われたというのは嘘だが、その小保つかなさが何とも微笑ましく、また現在の自分にとっても他人事ではないので「まあ何度でもやってよ」と言いかけた。

非常にテンパるというのは裏を返せば「ちゃんとやろう、迷惑かけちゃいけない」と想っている証だ。

事実、ヤル気ない人間の実習は無駄に大胆でそら恐ろしい。早く慣れるといいさ。

季節は春だ。

僕は心をめぐらせている。

では自分は中身や性格がイケているのか、と問われればそうでもない。

自分は不健康であり、まだ若年層なのに多いとき1日に9種類の薬を服用している。

不健康自慢をするのは非常に遺憾であるのだが、事実そうなので仕方がない。つい先日、シャブ厨で御用になった和訳すると「首を縦に振れ」という代表曲をお持ちの方もクスリを愛飲していたらしいが、あれと同じじゃないのに自分もクスリ中毒だ。非常に遺憾である。

ようつべで誰かが「TRIP」という曲をupしていた。声にディレイがんがんかかってる。

意味深なようで実にわかりやすい。解り易過ぎて危ない。氏の歌唱力が素晴らし過ぎて何も言えない。

僕はファンではないので全然知らないが、メジャーなJPOPだと危険地帯の玉置さんや久保田さんと同じ神レヴェルなのは事実かもしれない。

玉置さんは感情を込める天才で、久保田さんはグルーヴの天才で、氏は艶の天才といった趣かもしれない。

だが創作活動にクスリは必要ない。

アマチュアが何を言う、と言われるかもしれないけど必要ないものは必要ない。

僕にとって創作に必要なものは、新鮮な早朝の空気と、気分転換の運転と、隠し味の。

アルコールが入ってるときに作った曲はおそらく無く、ピアノに向かって「作るぞ!」って意気込むと出てきたりする。

よく聞くような「どっかで思いついて慌ててメモした」とか昔はあったけど、今は殆ど無い。

それが凡人の証左なのかもしれないけど、いいと想ってメモ録音したものを後で聴き返すと大抵良くない笑

凡百のアイディアであることが多く、それよりも大まかなイミッジを描いてピアノに座ってふんふんとフレーズを形にする方がソリッドなものに仕上がる。

ひょっとして自分は変わってるのかもしれない。そういう話はあまり聞かない。

僕の私生活がクスリ漬け(※合法というか病気の必要上。ここ大事な)だからなのか。

毎日トリップしてるのかもしれない。

おそろしあ。

こないだハラキリのアルバム、ロシアのお客さんが買ってくれたんです。嬉しかった。

そしたらいつの間にかフランスのお客さんも買ってくれた。

ありがたやありがたや。

ここから宣伝ですが、僕は最近作曲活動メインでして、ハラキリカルチャーという友だち(腐れ縁)のバンドに曲提供してますーよろ。

おっそろしあな外見してるバンドで僕も実際いつ見ても怖いとしか思えないんだけども笑、友だちは大事です。中身があまりに普通というかおとなしいリーマンなんで、初めて会ったときはその落差に二重で衝撃受けた記憶が…そんな彼らとも付き合いは10年くらいになりますか、長いですね。

普段はマネージャーみたいなお世話もしてまして、今度6/7(土)に北大祭Nire Rock Festivalに出演します。詳細は北大祭のHPを検索してみてください。

ここだけの話、キーボードのスカルのゴーストライター(笑)だったんですが、ゴーストは1曲だけで今は僕の名前(コエル)がクレジットされております。

某(なにがし)守さんとは関係ありませんが、新垣と呼んでいただいてもけっこうです。ごーちかっけ。外見だけ笑

しかしごーちかすむくらい今年の嘘つきさんラインナップすごい。ごーち・小保さん・ゆうちゃん・TRIP他。おぼ信じてたのに!

てかおぼさんの後に山中さんのインタビューの流れで、山中氏が神に見えた笑

僕はプールによく行く。

季節はまだ春である。

長くなるのでこの話はまた今度にでも。

春うらら うらら うらうららー

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